深重しんちょう)” の例文
の一首まことに深重しんちょうの味がある。ことにかみの句の「ひとにまけ」のごときは前に述べたもろもろの宗教の教うるところで、右のほおを打たるれば左のほおを出すがごとき意を含んでいる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
深重しんちょうな策をめぐらすでもなく、全軍数千にもたりない小勢で、それも一角へ当たるというようなこころみでなく、まっこう、敵の師直のふところ深い本陣へむかって猛然斬り込んで行ったのだった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)