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浮誇
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ふこ
ふりがな文庫
“
浮誇
(
ふこ
)” の例文
できるだけ多くの注意を
惹
(
ひ
)
こうとする
浮誇
(
ふこ
)
の活動さえ至る所に出現した。そうして次の色彩に席を譲るべくすぐ消滅した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
自己弁護はともすれば
浮誇
(
ふこ
)
にさえも流れる。それゆえ私は苦しむ。真実を愛するがゆえに私は苦しむ。
生きること作ること
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
お延の自覚から云えば、一つ家に
寝起
(
ねおき
)
を共にしている長い間に、自分の優越を示す
浮誇
(
ふこ
)
の心から、
柔軟性
(
じゅうなんせい
)
に富んだこの
従妹
(
いとこ
)
を、いつの間にかそう育て上げてしまったのである。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私は二三日前に一人の女の不誠実と虚偽と浅薄と
脆弱
(
ぜいじゃく
)
と
浮誇
(
ふこ
)
とが露骨に現わされているのを見た。しかし私は、興奮して鼻の先を赤くしている彼女の前に立った時、
憐愍
(
れんびん
)
と歯がゆさのみを感じていた。
転向
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
誇
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“浮誇”で始まる語句
浮誇艶麗