“浜薊”の読み方と例文
読み方割合
はまあざみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砂浜には日光が焼きついて、乏しく枯々に草の生えた地面から、脚を刺す浜薊はまあざみや燈心草から、乾いた、むっとする匂いを発散させていた。聞えるものは、青黒い蝿のたえまないうなり声ばかりだった。
なぐり合い (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)