“洋袴（ヅボン）” の例文

ある朝の事、軍曹は洋袴（ヅボン）の隠しに両手を挿（さ）し込んだ儘、妙に悄気（しよげ）た顔をして入つて来た。それを見た俘虜の一人（にん）が訊いた。

茶話：04 大正七（一九一八）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

露西亜人は拭いたばかしの両手を洋袴（ヅボン）の隠しに突込んで、後方（うしろ）を振り向いた。そこには七面鳥のやうに、ぱつと裾を広げたアメリカ女が立つてゐた。

茶話：04 大正七（一九一八）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

“洋袴（ズボン）”の解説

ズボン（洋袴）とは衣服のボトムスの一種で、2本に分かれた筒に片脚ずつを入れて穿く形のものを指す。
下半身の下着を身に着けたその上に穿くものである。着用中にずり落ちてこないように、ベルトやサスペンダーなどで留められたり、腰部分にゴムや紐が入っていたりする。
(出典:Wikipedia)

洋	常用漢字 小３ 部首:⽔ 9画
袴	漢検準1級 部首:⾐ 11画