波蘭婦人服クントゥーシュ)” の例文
赤い飾布クラーパンのついた上等の古代絹の波蘭婦人服クントゥーシュを著て、勿体らしく両手を脇にかつて、ひとりひとり正しい型のゴパックを踊つた。
その前には、草いろや欝黄の婦人服コーフタを著たり、また中には、うしろに金絲で触角ひげの型を刺繍した水いろの波蘭婦人服クントゥーシュを著たりした貴族の婦人連が佇んでゐた。
またチューブの家の長持の中には夥しい布地や、波蘭服ジュパーンや、金モールのついた古風な波蘭婦人服クントゥーシュなどがぎつしり詰まつてゐた。死んだ女房が衣裳ずきのおしやれだつたからだ。
やがてまたもや、誰かが遠くから路を降りて来る……青い波蘭婦人服クントゥーシュをひらひらと翻しながら……頭には金色の舟型帽カラーブリクが輝やいてゐる……。彼女あれだ! 魔法使コルドゥーンは窓ぎはへ犇と身を擦り寄せた。
金絲で刺繍をした波蘭婦人服クントゥーシュの上へ、ゆたかに垂れてゐたさうぢや。