波羅夷はらい)” の例文
月天子がってんし山のはをでんとして、光を放ちたまうとき、疾翔大力しっしょうたいりき爾迦夷るかい波羅夷はらい三尊さんぞんが、東のそらに出現まします。今宵こよいは月は異なれど、まことの心には又あらはれたまわぬことでない。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)