法楽ほうらく)” の例文
「放っておけば大黒屋の亭主は本当に首でもくくるかも知れませんよ。それに、品川小町のお関を見ただけでも、とんだ眼の法楽ほうらくだ——」
見るも法楽ほうらく聞くも法楽、投げせん蒔銭まきせんいりませぬ。お気に入ったらお手拍子、それで結構でございます。とはいえ食わなければなりません。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
法楽ほうらくのための歌というようなものがしきりに詠まれるようになってくる。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)