“没羽箭張清”の読み方と例文
読み方割合
ぼつうせんちょうせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれは『水滸伝すいこでん』の豪傑、没羽箭張清ぼつうせんちょうせいから思いついたことで、張清が錦の袋に入れた小石を腰に下げて、その石を飛ばして『水滸伝』の逵傑を片っ端から悩ませ
ただ、銭形が銭をほうるということは『水滸伝すいこでん』から暗示を受けた。『水滸伝』の没羽箭張清ぼつうせんちょうせいが錦の袋からつぶてを出して投るということから銭形平次の投げ銭を考え出した。
平次と生きた二十七年 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
四文銭をほうらせたのは、第一回からの特技で、これは『水滸伝』の没羽箭張清ぼつうせんちょうせいが、腰に下げた錦の袋を探って石を投るのと同一型の思い付きに過ぎない、毛利玄達もうりげんたつ吹矢ふきや、八丁つぶての喜平次の礫
銭形平次打明け話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)