“氷上（ひかみ）” の例文
丹波氷上（ひかみ）郡沼貫（ぬぬき）村大字稲畑の見田堀ノ内に付いては『丹波誌』に「この山に城山あり、その麓に古堀あるゆえ今もかくのごとくいう」
地名の研究 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)
つまり王女の腹からは氷上（ひかみ）ノ娘（いらつめ）が生まれ、それ以来王女はかうして中臣氏の正室として、鎌足をして後顧（こうこ）の患ひなからしめることに依つて、太子の内政の上にも少なからぬ貢献をしてゐるからである。
春泥：『白鳳』第一部 (新字旧仮名) ／ 神西清(著)
それは丹波氷上（ひかみ）郡の久下（くげ）弥三郎時重だった。
私本太平記：11 筑紫帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
この事実は丹波の多紀（たき）・氷上（ひかみ）地方、あるいは因幡（いなば）などに何々島という特殊部落があり、その島は川荒によって作り出されたる川原の新地であるのと多少の相似がある。
地名の研究 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)
丹波氷上（ひかみ）郡上久下（かみくげ）村大字畑内字中ゴラ
地名の研究 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)