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水蛭
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ひる
ふりがな文庫
“
水蛭
(
ひる
)” の例文
一昨年
(
おととし
)
の夏、
小鱸
(
せいご
)
釣に出でゝ、全く
溢
(
あぶ
)
れ、例の如く、大鯰二つ買ひて帰りしが、
山妻
(
さんさい
)
之を料理するに及び、其口中より、
水蛭
(
ひる
)
の付きし「ひよつとこ鈎」を発見せり。
釣好隠居の懺悔
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
前夜近処より、
糸女
(
いとめ
)
餌を取らせ、又小鱸鈎に
※
(
す
)
を巻かせなどしたりしかば、常に無頓着なりしに似ず、今
斯
(
かか
)
る物の出でしを怪み、之を予に示して、「
水蛭
(
ひる
)
にて釣らせらるゝにや」と
詰
(
なじ
)
れり。
釣好隠居の懺悔
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
蛭
漢検準1級
部首:⾍
12画
“水蛭”で始まる語句
水蛭子