水色無地みずいろむじ)” の例文
恐怖のうちにお玉の眼に映じたものは、その人が水色無地みずいろむじの着物を着て、坐って俯向うつむきになっていたから、蓬々ぼうぼうと生えた月代さかやきだけが正面に見えて、かおは更に見えませんでした。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)