“水心”の読み方と例文
読み方割合
みずごころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船頭は泳ぎを知っているから、いざというときに川へ飛び込んで助かりましたが、因幡守という人は水心みずごころがなかったと見えて沈みました。
こいが空気と住んでいるようなものだ、鯉は水と住まなくてはならない、即ち魚心うおごころ水心みずごころというて心と心と相通じる事がなくてはやり切れない、魂はおなじ魂を呼ぶからだろう。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
落して、拾うと見せ、そっと女の脚へさわってごらんなさい。女に水心みずごころがなければ、怒り出すにきまっている。もしまた、なすがままにさせているようだったら、もう大丈夫、さいごのことへ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)