“毛筆”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ふで	50.0%
けふで	25.0%
もうひつ	25.0%

ふで

それは黒く染めた日本紙で、その上に毛筆（ふで）で、白い絵の具をもって、次の文字が書かれてありました。

紫外線 (新字新仮名) ／ 小酒井不木(著)

けふで

校長がひとまずあずけろと云ったから、狸（たぬき）の顔にめんじてただ今のところは控（ひか）えているんだ。野だの癖に入らぬ批評をしやがる。毛筆（けふで）でもしゃぶって引っ込んでるがいい。

坊っちゃん (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)

もうひつ

甲野さんの家の女中さんたちが、こもをといてみますと、中は白い木の箱で、そのおもてに、毛筆（もうひつ）の大きな字で

魔法人形 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)

“毛筆”の意味

《名詞》
毛筆（もうひつ）

毛を束ねて軸に取り付けて作った筆。墨を用いて文字などを書くために用いる。
(出典:Wiktionary)

“毛筆（筆）”の解説

筆（ふで）とは、毛（繊維）の束を軸（竹筒などの細い棒）の先端に付けた、字や絵を書くための道具である。化粧にも用いられる。毛筆（もうひつ）ともいう。
(出典:Wikipedia)

毛	常用漢字 小２ 部首:⽑ 4画
筆	常用漢字 小３ 部首:⽵ 12画