毘婁遮那びるしゃな)” の例文
このチョモ・ラハリはあたかも毘婁遮那びるしゃなおごそかに坐するがごとく曠原こうげんの一角にそび
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
しかしてこの湖水をようしてずらりとならべる雪峰は天然の白衣観音びゃくいかんのんあるいは妙音菩薩みょうおんぼさつが無声の音楽をろうして毘婁遮那びるしゃな大仏に供養するかのごとく、実に壮快なる天然の曼陀羅まんだらを現わして居るのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)