殺伐化さつばつか)” の例文
室町むろまち以来、一戦また一戦あるごとに、おびただしい不純が純の中へ割りこんで来て農村の姿を殺伐化さつばつかしたが、そのすさびきった時流の底にも、古来からの農は、依然粗壁あらかべの中に貧しい燈を細々ととぼして
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)