“正念場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうねんば50.0%
しょうねんば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三度目が愈々いよ/\正念場しやうねんばで、を閉めて暫く待つてゐると、きようにはづんだ狐の脚音がして、尻尾のに触る音が聞えたか聞えぬかに、矢庭やにはを引開けると、後向きに尻尾を振りあげた狐は
……いま生き死にの正念場しょうねんばで喘いでいるというのを、軽くあしらうわけじゃありませんが、この世に、蛇の呪いの、狐の祟りのと、そんな馬鹿げたことが現実にあるわけのもんじゃねえ。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)