“正五九”の読み方と例文
読み方割合
しょうごく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今もむかしも川崎の大師は二十一日が縁日で、殊に正五九しょうごく三月みつきは参詣人が多い。江戸から少しく路程みちのりは離れているが、足弱あしよわ高輪たかなわあたりから駕籠かごに乗ってゆく。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
犬年の正五九しょうごくの水天宮様は安産の御守を受ける人で大繁昌である。犬のお産は軽いので万物の霊長たる人間様も犬にあやかるようにと五月の犬の日に腹帯を締める。
(新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
祭礼は正五九しょうごくの十七日、この日にはかむろ蛇も隠れて姿を見せなかったようです。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)