檉柳ていりゅう)” の例文
畳一枚のあたいは二十四文であった。庭に定所ていしょ、抽斎父子の遺愛の木たる檉柳ていりゅうがある。神田の火に逢って、幹の二大枝にだいしわかれているその一つが枯れている。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
檉柳ていりゅうのことがある。ぎょりゅう(御柳)といって、今日では主としていけ花の方で珍重がられている。世間にそう多くはない木である。御柳を知っているのは大抵いけ花界の人たちということになる。