榻子とうし)” の例文
曠原こうげん中の雪峰 この辺もまたヒマラヤ山脈の雪峰が曠原の間にどっかりと腰を掛けて居るがごとく、いわゆるこの辺の景色を称して雪山榻子とうしの国とでもいうのであろうと思われる。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
太い榻子とうしりかかって、じっと話に耳を傾ける。
空罎 (新字新仮名) / 服部之総(著)