榜杭ぼうぐい)” の例文
今の本名もツクツクシだが、このツクシにはもはや「継ぐ」という意味はなく、みおしるしのミオツクシなどと同じに、土に突立てた榜杭ぼうぐいのことに解しているらしい。
武蔵などではこれを榜示木ぼうじきと呼び、別にそのために生樹を栽えず、ただ削って白くした棒などを立てた場合には榜杭ぼうぐいといい、まるまる木がなければその場処を榜示戸とも法師土とも記し
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)