“榕樹（ガジマル）” の例文

彷徨（ほうこう）すること暫し、台地が東側の大峡谷に落ちこむ縁の所に、一本の素晴らしい巨樹を見付けた。榕樹（ガジマル）だ。高さは二百呎（フィート）もあろう。

光と風と夢 (新字新仮名) ／ 中島敦(著)

何ともないような橋なのだが、しきりに私達の心は牽（ひ）かれる。向う岸の橋詰に榕樹（ガジマル）の茂みが青々として、それから白い尖塔（せんとう）が抽（ぬき）んでている背景が、橋を薄肉彫のように浮き出さすためであろうか。

河明り (新字新仮名) ／ 岡本かの子(著)

“榕樹”の意味

《名詞》

「ガジュマル」の漢名。
(出典:Wiktionary)

“榕樹（ガジュマル）”の解説

ガジュマル（学名: Ficus microcarpa、漢名：細葉榕、正榕、榕樹「榕樹」はガジュマルの近縁種を含めた総称。「溶ける木」という意味であるが、他の木や障害物の間を縫って成長し、しなやかな気根を多く伸ばすなどして流体のような形状になることがあるため。、我樹丸）は、亜熱帯から熱帯地方に分布するクワ科イチジク属の常緑高木。
(出典:Wikipedia)

榕	漢検1級 部首:⽊ 14画
樹	常用漢字 小６ 部首:⽊ 16画