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楓林
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ふうりん
ふりがな文庫
“
楓林
(
ふうりん
)” の例文
「成程な、
楓林
(
ふうりん
)
が雜草畑になつて、
眞柏
(
しんばく
)
は伸び放題、——まるで
箒
(
はうき
)
だ。おや/\惜しい松を枯してゐるね、二三百年も經つた樹だらうが」
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この日、霧はやがて冷たい細雨と変り、県境の長い
楓林
(
ふうりん
)
の道は、兄弟の
范陽笠
(
はんようがさ
)
と
旅合羽
(
たびがっぱ
)
をしとどに濡らした。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
楓林
(
ふうりん
)
に落せし鬼の歯なるべし
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
「なるほどな、
楓林
(
ふうりん
)
が雑草畑になって、
槙柏
(
しんぱく
)
は伸び放題、——まるで
箒
(
ほうき
)
だ。おやおや惜しい松を枯らしているね、二三百年も経った樹だろうが」
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
尊氏が黙って人なき
楓林
(
ふうりん
)
の中へ歩いてゆくと、その者もすぐあとを追って来た。一色右馬介なのだった。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
丹精した朝顏がお仕舞になつて、貧乏臭い鉢植の
楓林
(
ふうりん
)
仕立が色づくと、平次の庭も何んとなく秋さびます。
銭形平次捕物控:259 軍学者の妾
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次はそう言いながら、
楓林
(
ふうりん
)
仕立ての盆栽の邪魔な枝を一つチョンと
剪
(
き
)
りました。
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次はさう言ひ乍ら、
楓林
(
ふうりん
)
仕立ての
盆栽
(
ぼんさい
)
の邪魔な枝を一つチヨンと
剪
(
き
)
りました。
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
楓
漢検準1級
部首:⽊
13画
林
常用漢字
小1
部首:⽊
8画
“楓林”で始まる語句
楓林停車