木精すだま)” の例文
それとともに紀州藩の武士ともあろうものが、天狗てんぐ木精すだまのためにこんな目にわされるとは、何たることだと思って口惜くやしかった。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「なに、お山の方達じゃ、お山の方達とは、天狗てんぐか、木精すだまか」と、云って武士は笑ってあざけるように
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)