朝食あさしょく)” の例文
朝食あさしょくがすむと弁当を持って、立志館りっしかんという藩校と、求真堂きゅうしんどうと呼ばれる念流の道場へ通い、また兄の用事を手伝うというのが日課である。
艶書 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「おや。もう二人共そっくり支度が出来ているね。朝食あさしょくも済んだ様子だのに、そんなに早く停車場へ行って、どうする積りだね。」
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
朝食あさしょくに出た時、そのおばさんにエルリングはどこのものかという事を問うた。
冬の王 (新字新仮名) / ハンス・ランド(著)
その女の目附めつき如何いかにも心配げなので、学士はわざと微笑ほほえんだ。「あした早く行って、君方きみがたと一しょに朝食あさしょくを食べよう。」
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
マリイがもう階段の所へ出て朝食あさしょくの用意をしてしまって待っていると、そこへフェリックスが部屋から出て来た。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)