服部郷はっとりごう)” の例文
月ヶ瀬からずっと奥の服部郷はっとりごう荒木村という僻地から、常に炭だのししの肉だのを——城内へ大人と一緒にかついでくる——丑之助うしのすけという十三、四歳の山家の子だった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)