更紗形さらさがた)” の例文
先生の食卓には常の欧洲人が必要品とまで認めている白布がかかっていなかった。その代りにくすんだ更紗形さらさがたを置いたきれがいっぱいにかぶさっていた。
ケーベル先生 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
友「へい/\/\御進物にはこれは飛んだお見附みつきも宜しく、出した処も宜しゅうございます、この方は二段口になって、これは更紗形さらさがたで、表は印伝になって居りますから」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)