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暴化
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しけ
ふりがな文庫
“
暴化
(
しけ
)” の例文
「ほらこの前の航海ね。室蘭を出帆する日からしてえらい
暴化
(
しけ
)
だったろう。あの航海に、
舵機
(
だき
)
の鎖とカバーの間に食い込まれたんだよ」
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
それにしても、あのほがらかなひる前の天気が、二三時間隔てて、前触れもなく
暴化
(
しけ
)
て来るとは考えられない。これは山峡の気圧によるものであろう。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
しかし、この
暴化
(
しけ
)
はそれほど長く続いたわけでもなかった。本船出帆の前日がその最高潮であったのだからまだ二昼夜しかたっていない。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
全く、今では、両
舷
(
げん
)
から、鯨油を流してさえいるくらいであったから。鯨油を流すことは、
暴化
(
しけ
)
もはなはだしくならないとやらないことであった。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
凪いでると云うんでもないし、
暴化
(
しけ
)
てる訳でもなかった。
労働者の居ない船
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
化
常用漢字
小3
部首:⼔
4画
“暴化”で始まる語句
暴化時