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暗々
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やみやみ
ふりがな文庫
“
暗々
(
やみやみ
)” の例文
「すぐる年、鎌倉の牢獄で、大塔ノ宮を
暗々
(
やみやみ
)
と虐殺しまいらせた者は、ほかならぬ直義と、それのみは、お忘れあそばすことのできぬお恨みなのでございましょう」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
目配せの中には
暗々
(
やみやみ
)
秀子を渡して成る者かと云う意味が籠り充分互いに通じて居る。
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
中から
五臓六腑
(
ごぞうろっぷ
)
を
絞
(
しぼ
)
られたんではたまりません、ああお気の毒な、あれほどの先生が、こんなことで
暗々
(
やみやみ
)
と……わたしはお気の毒なのと口惜しいのと怖ろしいのとで、目をつぶってしまいました
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
々
3画
“暗々”で始まる語句
暗々裡
暗々陰々
暗々黒裡