ちょう)” の例文
さきに宋江が、ただ一人で梁山泊を立つや、軍師呉用もちょう統領も、そのあとからすぐ一隊を組織して、おなじ鄆城県うんじょうけんへ潜行していた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やあちょう旦那。時ならぬ時刻に、えらい厄介をかけて、すまなかったな。夜も白んできたから、ぼつぼつ出かけようと思う」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もし、林冲りんちゅうがなくば、あの功もなかったところです。何たる愚将でしょう。わらって下さい。ちょう総統には、もはや会わせる顔がありません」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)