トップ
>
昵懇
>
ちかづき
ふりがな文庫
“
昵懇
(
ちかづき
)” の例文
数多い故人の
昵懇
(
ちかづき
)
のなかで、
鴻池
(
こうのいけ
)
H氏のみは、よく侯爵に対する手心を知つてゐて、滅多に疳癪玉を
弾
(
はじ
)
けさせなかつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
第二は、主人三好長慶を攻めほろぼした。第三は、南都の大仏殿を無意味に焼き払った。——そういう老体でござる。以後、お
昵懇
(
ちかづき
)
になっておかれたらよろしかろう
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お案じ申さずにはおられません。わたくしのみでなく、ほかの弟子一統も、お
昵懇
(
ちかづき
)
の人々も、みな、客殿につめかけて、あのように、毎日、協議しておりますが……」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どうやら、おぬしも、綽空の行為には反感を持っているらしいから、
昵懇
(
ちかづき
)
を求めたのだが」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“昵懇”の意味
《名詞》
昵懇(じっこん)
非常に親しいこと。懇意。
(出典:Wiktionary)
昵
漢検1級
部首:⽇
9画
懇
常用漢字
中学
部首:⼼
17画
“昵懇”で始まる語句
昵懇妓
昵懇客