昵懇ちかづき)” の例文
数多い故人の昵懇ちかづきのなかで、鴻池こうのいけH氏のみは、よく侯爵に対する手心を知つてゐて、滅多に疳癪玉をはじけさせなかつた。
第二は、主人三好長慶を攻めほろぼした。第三は、南都の大仏殿を無意味に焼き払った。——そういう老体でござる。以後、お昵懇ちかづきになっておかれたらよろしかろう
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お案じ申さずにはおられません。わたくしのみでなく、ほかの弟子一統も、お昵懇ちかづきの人々も、みな、客殿につめかけて、あのように、毎日、協議しておりますが……」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どうやら、おぬしも、綽空の行為には反感を持っているらしいから、昵懇ちかづきを求めたのだが」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)