昏睡こんすゐ)” の例文
でも今は丁度十分程前に、私がおやしきにゐたときにはおやすみのやうでした。大抵午後中一種の昏睡こんすゐ状態で横になつてゐらして、六時か七時頃にはお目覺めになりますの。
私は暖かいの傍に坐つた。こゝろよい一種の昏睡こんすゐが忍びやかに私を襲つて來た。低い聲で彼女はハナァに何かの指圖さしづをした。暫らくして私は老婆に助けられながら、漸く階段を上つて行つた。