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新来
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イマキ
ふりがな文庫
“
新来
(
イマキ
)” の例文
旧字:
新來
祭礼に
人形
(
ニンギヤウ
)
を持ち出す社は、今でも諸地方にある。殊に、八幡系統の神社に著しい。八幡神は、疑ひもなく、奈良朝に流行した
新来
(
イマキ
)
の神である。
偶人信仰の民俗化並びに伝説化せる道
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
その家に
覲
(
タヅ
)
ねて来る古い留学生や、
新来
(
イマキ
)
の帰化僧などに尋ねることも、張文成などの新作の物語りの類を、問題にするやうなのとも、亦違うてゐた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
霊威やゝ鈍つた在来の神の上に、溌溂たる
新来
(
イマキ
)
の神が、福か禍かの二つどりを、迫つて来る場合が多かつた。異郷から新来の客神を持つて来る神人は、呪ひの力をも示した。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
郷国では、神と神との「
霊争
(
モノアラソ
)
ひ」に負けた神として、威力を失うても、他郷に出れば、
新来
(
イマキ
)
の神として畏れ迎へられるのである。どうしても、団体亡命の事情が具つて居た訣である。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“新来”で始まる語句
新来神