新城町しんしろまち)” の例文
新城町しんしろまちに病臥してゐる友人を見舞ひ、天氣都合がよければ鳳來寺山に登つて佛法僧を聽く、といふのであつた。
梅雨紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
新城町しんしろまちのもので、若いかかあがあったはずだ。上陸当座はいっしょによく徴発に行ったっけ。豚をまわしたッけ。けれどあの男はもはやこの世の中にいないのだ。いないとはどうしても思えん。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)