トップ
>
新口
>
にのくち
ふりがな文庫
“
新口
(
にのくち
)” の例文
その晩、雛吉は得意の
新口
(
にのくち
)
村を語ったが、途中から
喉
(
のど
)
の工合いがおかしくって、持ち前の美音が不思議にかすれて来た。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ここがわしの生れ
在所
(
ざいしょ
)
、四、五丁ゆけば、などと、やや得意そうに説明して聞かせる梅川忠兵衛の
新口
(
にのくち
)
村は、たいへん
可憐
(
かれん
)
な芝居であるが、私の場合は、そうではなかった。
故郷
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
狂言は「ひらがな盛衰記」の
逆櫓
(
さかろ
)
、「
鬼一法眼
(
きいちほうげん
)
」の菊畑、「
為朝
(
ためとも
)
」の八丈島、「梅川忠兵衛」の封印切から
新口
(
にのくち
)
村などで、子供芝居流行の気運に乗じたためか、この興行もまた相当の成績を収めた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“新口”で始まる語句
新口村