放免ほうべん)” の例文
次に素襖のさむらいが二人、次に看督長代かどのおさだいが四人、次に騎馬の検非違使志代けびいしさかんだい、これには調度掛、童、放免ほうべんが各一人、火長代が二人、如木にょぼくが四人、白丁が三人従っている。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
「江談抄」に、非人たる賀茂葵祭の放免ほうべんが、綾羅錦繍を身に纏うて衣服の制にもとるとの非難に対し、彼らは非人なるが故に、国法の関するところにあらずとの説明が与えられている。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)