“摹本”の読み方と例文
読み方割合
もほん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正賓が取返しに来た時、米元章流の巧偸をやらかして、摹本もほんの方を渡して知らん顔をきめようと云ふのであつた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
右の来歴を逐一ちくいち聞き終ってみると、白雲はあきらめたようなものの、せめて、その摹本もほんでも、うつしでも、片鱗でも見たいものだとしきりに嘆声を発しました。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
正賓が取返しに来た時、米元章流べいげんしょうりゅうの巧偸をやらかして、摹本もほんの方を渡して知らん顔をきめようというのであった。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)