揺籃ぶらんこ)” の例文
旧字:搖籃
黒面猿くろんぼざるがチョコンと揺籃ぶらんこに乗ったような恰好に眺められたからである。しかし宋江のみは、彼にしても罪をつぐなわんとする責任感はかくも強く持っているのかと、ちょっとまぶたを熱うして。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)