“揖屋”の読み方と例文
読み方割合
いや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私達が出て行つた岸は、夜見が濱とは反對の側にある廣い入江に添うたところであつたから。陸には稻田も多かつた。畑にはすでに青い葡萄を見、長く延びた唐玉黍たうもろこしの穗をも見た。揖屋いやの驛を過ぎた。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)