提燈ランタン)” の例文
新字:提灯
その水夫長が片手に小さな提燈ランタンをブラ下げて出て来たので、ホッとした連中が訳もなくアトからゾロゾロとクッ付いて行った。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
仮令たとえ諸君がかの古の希臘ギリシア提燈ランタンを携へて探しまはつても、世間の評判によつて自己の社会上の位置や仕事の上に何等の利害得失を蒙らない人を見付出すことは不可能であらう。
少数と多数 (新字旧仮名) / エマ・ゴールドマン(著)