拵附こしらえつき)” の例文
江戸ではまだ敵討の願を出したばかりで、かみからそんな沙汰もないうちに、九郎右衛門は意気揚から拵附こしらえつきの刀一腰ひとこしと、手当金二十両とを貰って、姫路を立った。それが正月二十三日の事である。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)