打虎将だこしょう)” の例文
「へい、打虎将だこしょう李忠りちゅう小覇王しょうはおう周通しゅうつう、その二頭目とうもくの下に六、七百の子分がおります。強いのなンのッて、おかみの討手も、寄りつけたためしはないほどでして」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弟分の助太刀に出てきた頭目というやつは、なんと、渭水いすいの街の膏薬こうやく売り——あの打虎将だこしょう李忠りちゅうであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「知ってるどころじゃありません。少年の頃、村で棒の手ほどきをうけた打虎将だこしょう李忠りちゅうです」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)