手白髮たしらが)” の例文
天皇、大長谷の若建わかたけの天皇の御子、春日の大郎女に娶ひて、生みませる御子、高木の郎女、次にたからの郎女、次に久須毘くすびの郎女、次に手白髮たしらがの郎女、次に小長谷をはつせ若雀わかさざきの命、次に眞若まわかの王。
天皇既に崩りまして、日續知らしめすべき王ましまさず。かれ品太ほむだの天皇五世いつつぎみこ袁本杼をほどの命を近つ淡海の國より上りまさしめて、手白髮たしらがの命に合はせて、天の下を授けまつりき。