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手提蓄音器
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ポータブル
ふりがな文庫
“
手提蓄音器
(
ポータブル
)” の例文
そして、最も平凡な犯罪者の心理で、あんな風に証人の一役を買って出た——と言うわけさ。……兎に角この
手提蓄音器
(
ポータブル
)
を開けて
見給
(
みたま
)
え。
花束の虫
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
それからの夫人は、完全に悪魔になり切って、もう恐れる必要もなくなった『花束の虫』を破り捨てると、
手提蓄音器
(
ポータブル
)
を
携
(
たずさ
)
えて直ぐに別荘へ引返したのだ。
花束の虫
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
見ると、中には、目の
醒
(
さ
)
める様な
水色
(
ペイルブリュー
)
のビーチ・コートにパンツと、臙脂色の可愛い海水靴と、それから、コロムビアの
手提蓄音器
(
ポータブル
)
とが、窮屈そうに押込まれてあった。
花束の虫
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
提
常用漢字
小5
部首:⼿
12画
蓄
常用漢字
中学
部首:⾋
13画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画