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所詮
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とても
ふりがな文庫
“
所詮
(
とても
)” の例文
所詮
(
とても
)
これではヤリキレないと言って、それから
吾夫
(
やど
)
が郡役所などへ勤めるように成ったんです。事業に手を出し始めてからだっても、そうですよ。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
終にはじれ出して、「こんな事ぢや
所詮
(
とても
)
駄目だ。下女を一人傭はう、幸ひ先生から話がある。然うすりやお前達はお客さまになつて、三度々々あげ膳で喰はれる。」
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
「お前達はその
石塊
(
いしころ
)
を片付けナ」と三吉は言付けて、「子供のうちから働きつけた者でなくちゃ駄目だね——
所詮
(
とても
)
この調子じゃ、俺も百姓には成れそうも無いナ」
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「そうかナア」と記者は更に嘆息して、「——
所詮
(
とても
)
自然を突破るなんてことは出来ない。突破るなら、死ぬより外に仕方が無い。そうかと言って、自然に従うのは
厭
(
いや
)
です。 ...
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“所詮”の意味
《名詞》
つまるところ。最後に行き着く所。
(仏教)経文などによって表される道理。
《形容動詞》
望ましくはないが、最後にはその結果に行き着くさま。つまるところは。
(出典:Wiktionary)
“所詮”の解説
所詮(しょせん)は、日本語の二字熟語の一つ。仏教においての用語、古語でもある。
(出典:Wikipedia)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
詮
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“所詮”で始まる語句
所詮人界