“戸沢”の読み方と例文
読み方割合
とざわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「来るそうです。が、とにかく戸沢とざわさんが来たら、電話をかけてくれって云っていました。」
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
戸沢とざわやおきぬの夫が帰ってから、和服に着換えた慎太郎しんたろうは、浅川あさかわ叔母おば洋一よういちと一しょに、茶のの長火鉢を囲んでいた。ふすまの向うからは不相変あいかわらず、おりつうなり声が聞えて来た。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
戸沢とざわさんとか云う、——かかりつけの医者は御呼び下すったでしょうな。」と云った。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)