戒指ゆびわ)” の例文
ここの別当橋立寺とかねて聞けるはこれにやと思いつつ音ない驚かせば、三十路みそぢあまりの女の髪は銀杏返いちょうがえしというに結び、指には洋銀の戒指ゆびわして
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)