懿宗いそう)” の例文
京兆の尹は、事が余りにあらわになったので、法をげることが出来なくなった。立秋の頃に至って、つい懿宗いそうに上奏して、玄機をざんに処した。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
獄に下った時は懿宗いそう咸通かんつう九年で、玄機はあたかも二十六歳になっていた。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)