懷中鏡くわいちうかゞみ)” の例文
新字:懐中鏡
手枕をして横に足を伸ばしつゝ、紙卷煙草を吹かしてゐた小池は、自分の頭のぐ前で、お光が臺ラムプの光に懷中鏡くわいちうかゞみかして、湯あがりの薄化粧を始めたのを見やりながら言つた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)