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懐郷病
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ホームシック
ふりがな文庫
“
懐郷病
(
ホームシック
)” の例文
これ等の事柄のすべてに牛の臭が加って、私を
懐郷病
(
ホームシック
)
にして了った。ブルックス教授の家では、新鮮な牛乳を一クォート〔六合余〕御馳走になった。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
「千村君の居る頃には、
懐郷病
(
ホームシック
)
の話なぞもよく出ましたっけ。『お前が西洋へ行ったら、
必
(
きっ
)
と懐郷病に
罹
(
かか
)
る』と言われて来たなんて、そんな話も有りました」
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その多くは最も上等であったが、それが如何によくっても、朝飯は我々を
懐郷病
(
ホームシック
)
にする。で我々は、殆ど狂気に近い喜悦を以て、英国流の食事をたのしんだ。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
そろそろ自分も
懐郷病
(
ホームシック
)
に
罹
(
かか
)
ったのか、それを考えた時は実に
忌々
(
いまいま
)
しかった。どうかすると彼は部屋の板敷の床の上へ自分の額を
押宛
(
おしあ
)
てて泣いても足りないほどの旅の苦痛を感じた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
郷
常用漢字
小6
部首:⾢
11画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“懐郷”で始まる語句
懐郷
懐郷的