憧々しょうしょう)” の例文
大艦を打造うちつくり、船軍を習練し、東北にしては蝦夷えぞ唐太からふと、西南にしては流叫りゅうきゅう対馬つしま憧々しょうしょうと往来し、虚日あることなく、通漕捕鯨し、以て操舟を習い海勢をさとり、しかる後往きて朝鮮
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
彼多年露国の域中に住し、しかして久しくその厚遇をこうむれり。しかして今や露国の密使は憧々しょうしょうとしてその都城たるカブールに往来せり。その燕遊えんゆう一日の交情にあらざるもって知るべし。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)